今に始まった事ではないが、農産物知的財産の流出が問題になっています。最近ではシャインマスカットの苗木が中国に流出しています。
シャインマスカットは種無しで糖度が高く、皮が薄くいので皮ごと食べられるのが特徴です。
その上、栽培が簡単で収穫量が多いのだそうです。
日本農業機構が10年かけて開発した素晴らしい品種なのです。
それがどうして中国に流出してしまったのでしょうか?
はっきりした理由は分からないそうですが、中国のブドウ農家が、日本のブドウ農園に見学に来て無断で持ち帰った事実はあるようです。
今、中国ではこの美味しい高級ブドウをどんどん作ってスーパーで安く売り、作れば作るほど売れるから更に規模を拡大する。
このようにしてシャインマスカット長者が続出しているようです。
では、これは違法ではないのでしょうか?
農研機構が中国での品種登録をしなかった為違法ではないのです。
この品種登録、6年以内に国ごとに行わなければならないのです。
ブトウ以外でも苺や和牛にも同じような事が起こっています。
サクランボも狙われていこと。
政府も農業技術の海外流出問題に真剣に取り組んでもらいたいものです。
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