1869年に画家フランツ.ルースによって描かれた皇妃エリザベートの肖像画の模写です。
2003年4月に大丸ミュージアムで開催された皇妃エリザベート展でこの絵の原画を観て、いつかは描きたいと思っていました。
そう思ってから6年後にこの絵が仕上がりました。
オーストリア、ハンガリーの二重帝国の皇妃エリザベートは16歳でヨーロッパ王家の名門ハプスブルクブルク家のヨーゼフ1世に嫁いでいます。
結婚生活は幸福とは程遠いものだったようです。
ゾフィー大公妃の厳しい宮廷礼儀作法に耐えられず、うつ病に陥りマデイラ島で療養していたと言います。
回復しウィーンに戻っても、窮屈な宮廷生活が合わず、又すぐに体調をくずし、旅に出るようになりす。
ほとんど宮廷にいなかった為、子供たちとの関係も希薄で、王位継承の皇太子ルドルフが30歳で自殺したのをきっかけに、さすらいの旅に拍車がかかります。
60歳のとき、旅の途中で無政府主義者の男に暗殺され非業の死を遂げています。
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